5.コミュニケーション指導の目標


   *ことばの役割、コミュニケーションの意義

     1.意思の伝達 2.考える道具 3.自己統制 4.情緒的処理や安定

   *言語訓練からコミュニケーション指導へ → 生活や活動の支援 → 人格形成へ

  低機能群と高機能群の違い

   <低機能群> 〜 <中機能群>         <境界群> 〜 <高機能群>
    非言語的な手段の重視               言語による混乱を常に推定すること
     実物、写真、カード、サイン             非言語的手段による補助
      → 認知、コミュニケーション手段に        言語のイメージトレーニング

    言語の限定的利用                  視覚的思考に
      わかる言葉、使える言葉               イメージの共有
       コミュニケーション分析             抽象課題;言葉の定義や概念の学習
      指導目標の明確化                  言葉で考える練習ー因果関係ー
     文字言語の重視                     語用論の理解
     言語・非言語の共存的利用              心の理論の育成 絵解き理解
       簡単なことは言葉やサインで           ソーシャルスキルトレーニング
       大切なことほど非言語で                言葉のやりとりと通訳、介入
        サポートブック                    言葉の効用や影響・責任の理解
     代用機器の利用へ(音声機器)            TPOの理解 社会的マナー
     行動的人格形成へ                  言語的人格形成へ
      (コミュニケーションを中心に)           (言葉のやりとりで)




以上で『自閉症児の言語・認知の特徴とは』講座終了。


講義の感想 : 映像で、様々な事例を見せてもらって、コミュニケーションの手段を
         早い時期にしっかりと身に付ける事が重要なことや、その為には偏らずに
         トータル的なバランスの取れた指導が必要なことと、生活の中に学ぶ
         題材がたくさん有る事を実感しました。
         まずは生活や社会的スキルを身に付けることが、将来の子供の自立に
         繋がります。
         幼稚園児なのに一人で買い物や図書館での返却を立派にこなしている
         子供の様子をみて、大変感心しました。





              



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