1)人間関係が土台ー好かれないと援助や指導にならない |
幸福な関係や状況 愛着関係 信頼関係 ウマが合う
修羅場にしないー危機的状況にしない関係や工夫
親や援助者も重要な環境要因 → 問題行動やパニックを誘発する因子になる |
2)SPELLの枠組み(NAS:英国自閉症協会) |
・Structure(構造化):わかりやすい工夫や配慮、時間、空間、意図の視覚化
・Positive(陽性支持):ほめる、動機づける、罰の効用の限定
・Empathy(共感的理解):自閉性特性の深い理解、痛いほどわかる
・Low arousal(低覚醒):おだやかな刺激や環境(過激な刺激や興奮を避ける)
・Links(つながり):経験、認知、時間のつながり 般化 有機的結合 |
3)発達レベルや個性への配慮 |
個別援助計画 ; 総論や一般論は常に危険である!
detail(細部と個別性)こそがカギ |
4)指導の原則 |
・ガイド → シンクロナイズ → リードの原則 ; 基本的受容から開始
・低機能群と高機能群でのタッチの違い
<低機能群> <高機能群>
認知的混乱 → 行動の混乱 情緒的混乱 → 行動の混乱
明確な提示と構造化 明確な提示とソフトな構造化
直接的指導・誤学習抑制 間接的リードの指導
成果や強化の尊重 プライドの尊重 イヤの分析
アルペルガーの場合、最初は指導に乗ってきても、その後
反抗しやすく、約束をわざとくつがえしたりする。
それに対してモロに注意するとキレたりするので、間接的リードが大事
・心理的援助と構造化
PBS(positive behavior support)・・・ペナルティ型教育をしない
正に強化されやすい子育て
ほめる 動機づける 2倍ルール +10のルール
ほめるための準備(構造化) 罰の契約と自己点検
強化の原則・・・応用行動分析
良い自己意識とプライドを育てる |
5)QOLの向上と自立(能力内自立)をめざす |
・楽しい暮しや活動の演出が第一
・できること、できないこと、必要な援助を明確に
・発達や活動の全体的視野とQOL → ニーズの把握
・最大の自立的活動と支援の継続 → 機能レベルの維持
・自分でできることの尊重
・援助の減縮や脱構造化にも(こそ)プログラムや計画を |